私たち夫婦の生活 with COVID-19
結論は「運がいい」となる。
一方、家族であり妻である mamipeko.icon といっしょに過ごす時間はとても長くなった。これも距離感の変化だ。
あれこれの情報を眺めていると、この状況の中で夫婦仲が悪化してしまったという事例も見かける。それはとても悲しいことだな、と思って胸を痛めたりしている。じゃあぼくたち夫婦はどうだろうか、どんな変化が起きただろうか、と考えてこの文章を書いている。
まず疑いようのない事実として、先述した通り、いっしょに過ごす時間はとても長くなっている。ふたりともずっと家にいるので、生活のほぼすべての時間をいっしょに過ごしている。これでなにか問題が起きているかというとそんなことはない。幸運だな、とぼくは思う。
どんなところが幸運だろうか。書き出してみよう。
もともと june29.icon は自主的に日常的に在宅勤務をこなしていて、お仕事については準備が整っていた 机、椅子、ディスプレイ、キーボード、インターネット回線など、あらかた揃えてあった
リビングとは別の、作業をするための部屋を整えてあった
オンラインで人々と協働するための心構えを会得していた
そして職業柄の大前提として、2020 年 4 月の時点でお仕事に大きな悪影響を受けたりしていない
たとえば「案件がなくなる」とか「稼ぎが半分になる」とか、そういうのがないというお話
なにか問題が起きたら対話によって解決を目指す、ってのを繰り返してきたおかげで、最近はとにかく平和
いま快適に在宅勤務を継続できているわけですが、これが「会社員 2 年目の、お金のない時期だったら…」「同棲開始直後の、それほど広くない間取りだったら…」と考えるとなかなか厳しい気持ちがあり、自分に関してはとにかく「運がよい」としか言いようのない状況です
いま揃っているもののうち、なにかが欠けていたら快適には過ごせていなかったかもしれない。余裕を失った人間が振り上げた拳は最寄りの人間に向かいがちなので、どうしてもストレスやフラストレーションが溜まっていく状況下にあれば、ぼくも妻を一方的に傷つけてしまうかもしれない。それはとても恐ろしいことだ。
だから、いま考えておきたいことは。
まずは、自分たちの現状に感謝すること。これらは幸運の上に成り立っていると理解すること。どんなことが起きたら今の状況を失い得るか想像しておくこと。大きなリスクには事前に備えをもっておくこと。たまたまのアンラッキーの組み合わせで大変な状況にある人々もいると認識すること。自分たちはしっかりと自分たちの楽しい日々を守っていくこと。そうして余裕が生まれたら、無理のない範囲で誰かの助けになる行いをすること。生活に悪影響を及ぼすようなネガティブな情報に近寄りすぎないこと。自分たちが考える「よりよい未来」に近づくように行動を選択すること。